危うくタブレットを捨てるところだった

さて、MacBook Airを自宅でデスクトップPCとして使う際、タブレットを繋ぎたかったのだけど、家で余っていたIntuos 4 をワコムの配布する最新ドライバで動かそうとしたら、システム環境設定のセキュリティーとプライバシーのアクセスビリティおよび入力監視で許可されていない事によるメッセージが出て動作しません。

当然、システム環境設定の該当項目はチェックしています。チェックする項目は

  • com.wacom.IOManager
  • WacomTabletDriver
  • WacomTouchDriver

ですね。しかしチェックを入れても警告が出て動作させられない。

インストールしたバージョンはWacomTablet_6.3.39-1です。で、ネットを漁ると素直に古いバージョンを使いなさいってアドバイスがあったのでその一つしたの6.3.38-3を試すも同じ症状。さらに下げて6.3.37-3で動作するようになりました。

もともと、Intuos 4自体はワコム によるサポートから既に外れてしまっているようで、ドライバのダウンロードサイトで最新版を落とせる製品の選択肢に現れないし、ドライバをインストールすると入るアプリケーション「デスクトップセンター」でも認知されません。そのアプリのウインドウに表示されるマイデバイスって項目に、例えばMac miniに繋いでいるIntuous Pro Mではその名前が表示されて、そこを選ぶと設定画面へのショートカットが示されるって仕組みだけど、Intuos 4だと「接続中のデバイスなし」と表示されます。
そんな状況だから、以前試して同じ状態になった時にやっぱりCatalinaでは動かないのかなって思ってこのタブレットを廃棄することにしたのでした。でも不燃ごみの日のタイミングを逃してまだ捨ててなかった。

一時的にタブレットがない状況を凌ぐために、やっぱり部屋の隅に転がっていたIntuos Drawって名前で売られていたタブレットを繋ぐことにしました。こちらはまだワコムダウンロードサイトで最新版を落とせるところの選択肢に現れる製品です。だからデスクトップセンターに認知されたし普通に動作するかなと思ったものの、同じく動作をmacOSによって阻止されてしまうという状況になりました。で、これはワコムのサポート云々の話ではないなって思いついて今回改めて試してみた次第。

6.3.39-1はIntuos Pro(2014年当たりのモデル)を繋いだMac miniでは動作しているから、古すぎるタブレットIntuos 4は2009年ごろ登場みたい)への対応が粗雑になっているってことなのかもしれません。なので少しだけ気を配ったドライバを配布してくれると嬉しいなぁと思うわけです。ワコム的にはサポートを切っているデバイスだろうから多くは望めないことは理解してるけど、なんとか、ね。
まだワコムサイトのドライバダウンロード画面の製品選択に選択肢として現れるIntuos Drawで同じ状況だったのはいただけないけど、こっちは何が悪かったのだろう(とりあえず検証する気はない…)

EXILIM EX-F1

在宅環境を整えるためにも急ピッチで(ってほどでも無いが)散らかった部屋を片付けているわけですけど、そうすると昔のカメラとかを手に持ったりするわけです。で、せっかくだからと充電してみたらちゃんと動くようなので、ってことでちょっと撮影してみたりしたわけです。2008年5月に購入していた模様。つまりは購入して12年を迎えるカメラというわけですが、当時、デジカメでハイスピード撮影を売りとしていてついに最大1200fpsを実現した、当時の民生機として画期的なカメラだったと思います。

もっともハイスピードのフレームレートは300fpsであってもSD解像度よりも小さい512x384で、600fpsでは432x192、1200fpsに至っては336x96と今となってはどころか、当時であっても普通の映像に混ぜるには厳しいサイズではありましたね。
今となってはって意味ではスマホでハイスピードを売りにしているものもあるわけで、単に映像作品として利用する分にはその辺に手を出した方が良いかなと思います。EX-F1クラスの後継機は出さなかったけど、その下のよりコンパクトなカメラはカメラ事業から撤退するまでカシオは出し続けていただけに、今その選択肢にないのは残念なことです。ちなみに医療用カメラは現在も生産しているようですがフレームレートを売りにしたものではない模様。
映像作品ではなく、何かの計測に使うとかそんな用途の場合、画像処理しまくりと思われるスマホの超ハイフレームレートなハイスピードカメラは使えないんだろうなとは思うけど。

ちなみに画質面ですが、iPhone 11 Proのx2で撮影した動画と比較するとこんな感じ。まぁ、今となっては、って画質と言わざる得ない。

EXILIM EX F1

使い勝手も含めて、先のXactiの方がまだ使えるよなぁって思ったので、どうしようかなぁ、このカメラ。

MacBook ProとAirの比較

まぁでも、新しく買ったMacBook Airが届いて一ヶ月もしないうちに新MacBook Proが登場したんじゃ気にならないというのが嘘になるので比べてみました。

  MacBook Air
CPU最高構成
MacBook Pro
Tunderbolt 2ポート CPU最高構成
MacBook Pro
Tunderbolt 4ポート CPU最高構成
MacBook Pro
16inch そこそこ構成
ディスプレイ 13.3インチ
2,560 x 1,600ピクセル
数百万色以上
True Toneテクノロジー
13.3インチ
2,560 x 1,600ピクセル
数百万色以上
True Toneテクノロジー
500nits
広色域(P3)
16インチ
3,072 x 1,920ピクセル
数百万色以上
True Toneテクノロジー
500nits
広色域(P3)
リフレッシュレートを選択可能
(47.95、48.00、50.00、59.94、60.00Hz)
CPU 1.2GHzクアッドコア10世代Intel Core i7(Turbo Boost使用時最大3.8GHz)
8MB L3キャッシュ
1.7GHzクアッドコア8世代Intel Core i7(Turbo Boost使用時最大4.5GHz))
128MB eDRAM
2.3GHzクアッドコア10世代Intel Core i7(Turbo Boost使用時最大4.1GHz)
8MB共有L3キャッシュ
2.3GHz 8コア第9世代Intel Core i9(Turbo Boost使用時最大4.8GHz)
16MB共有L3キャッシュ
GPU Intel Iris Plus Graphics Intel Iris Plus Graphics 645 Intel Iris Plus Graphics AMD Radeon Pro 5500M 4GB GDDR
AMD Radeon Pro 5500M 8GB GDDRを選択可能)
メモリ 16GB 3,733MHz LPDDR4Xオンボードメモリ
(基本構成は8GB)
16GB 2,133MHz LPDDR3オンボードメモリ
(基本構成は8GB)
16GB 3,733MHz LPDDR4Xオンボードメモリ
(32GBを選択可能)
16GB 2,666MHz DDR4オンボードメモリ
(32/64GBを選択可能)
大きさ 30.41 x 21.24 x 0.41〜1.61 30.41 x 21.24 x 1.56 35.79 x 24.59 x 1.62
重さ 1.29kg 1.4kg 2.0kg
Thunderbolt 3ポート 2 4
外付けディスプレイの対応 6k x 1
5k x 1
4k x 2
5k x 1
4k x 2
6k x 1
5k x 1
4k x 2
6k x 2
4k x 4
電源アダプタ 30W 61W 96W
ストレージ 1TB
(512GB/1TB/2TB)
1TB
(256GB/512GB/1TB/2TB)
1TB
(512GB/1TB/2TB/4TB)
1TB
(1TB/2TB/4TB/8TB)
値段(税抜) 189800円 214800円 228800円 288800円

価格帯のライバルになるのはMacBook Proの13インチモデルのThunderbolt 3ポートが2つのタイプです。これについてはCPUを基本構成の1.4GHz、メモリを16GB、SSDを1TBにするとお値段的にはほぼMacBook Airの上記表の構成と釣り合います(5千円ほどMacBook Proのほうが安い)。
それと比較する時、CPUのクロック周波数こそ下だけど、世代が2つMacBook Airのほうが新しいということになります。
とはいえMacBook Airの最高性能のものと比較した時、まだまだMacBook Proのほうがはるかに優位なスコアを出すようです。当然ながらその上位のThunderbolt 3ポートが4つあるタイプと比べると、比較にならないってぐらいの差がついているでしょう。

そうすると、あえてMacBook Airを選ぶ理由はなんだろうって思うわけですね。幸いなことにGPU性能はMacBook Proの2ポートモデルよりもMacBook Airのほうがはるかに優位です。それは接続できるディスプレイにも反映されて、Pro Display XDRにつなぎたいならMacBook Airにしたほうがいいでしょう(Pro Display XDRを使うならMacBook ProのThunderbolt 3が4ポートの上位モデルを選択したほうがいいとは思うけど)。
上記表には書いてないけど、バッテリー駆動時間はAirのほうが1時間ほど優位です(Proが10時間としたらAirが11時間って程度の差)。そして重量は110gほどAirのほうが軽い。
そう考えると。外に持ち出す機会が多いから少しでも軽く少しでもバッテリーが長持ちして欲しいという人向けってモデルで、それはたぶん僕の使用用途には当てはまっておらず、ん?後悔してますか?(^^;

個人的に選択する場合、上記表の4ポートモデルの構成に少なくともするでしょうから、4万円弱の値段差があるしってことで自分を慰めておりますですはい。それとGPU性能の差ってのもあるかな。ちょっとのCPU性能の差ならGPU性能の差を重視する、的な。

MacBook Proを選ぶ場合、Thunderbolt 3が2ポートのを選ぶならそれは安く済ませたいってことですからCPUをアップグレードせずに安い構成を目指すべきと思われます(ストレージは自分の用途に合わせて選ぶべきだけど、CPUを上位にあげるとコストのメリットがほぼなくなってしまうので)。そうじゃないなら普通は4ポートのを選んだ方が幸せになりそうだなぁって思うです(何年か使うつもりならなおのこと)。

13inch MacBook Pro 2020年モデルが出ました

しれっと登場。

Apple、13インチMacBook Proをアップデートして Magic Keyboardと2倍のストレージを搭載[Apple]

マジックキーボードと第10世代Intel CPUを搭載。個人的に一番気になる重さは1.4kgです。MacBook Airが1.29kgですから110gほど重いわけですね。うん、悔しくないぞ。
お値段は1TB SSDに抑えてCPU、メモリを最大にして268800円。僕が購入したMacBook Airが189800円なのでだいぶ値段差があるから、本当に悔しく無くなってきた。うん、OKだ。とはいえ、登場が一ヶ月半早かったら間違いなくAirじゃなくてProを買ってました。やっぱり悔しい(^^;
MacBook Airをライバルにした性能にMacBook Proを設定すると同じぐらいの金額になります。でも少しパワフルでちょっとだけ重いってことで、そんな意味では価格設定のバランスは取れているのかもしれない。

13インチのMacBook Proのいい所はTunderboltポートが4つある所だと思います。MacBook Airのうちでの在宅勤務モードだと2ポートしかないのがちょっと不安なのですよ(埋まっちゃって空きがないって意味で)。余裕があるのはいいことです。それと、筐体の左右にポートがあるのもいいことですね。

だから1gでも軽くって人以外はMacBook Proを購入したほうがいいじゃないかって思うわけですよ(やっぱり後悔してる…?)

ものの整理中

ものを廃棄すべく動いてます。使ってないディスプレイやスキャナ、HDDレコーダーなんかを(処分が面倒なので二束三文でもいいから)売っぱらおうかなと。

そんなことをしているうちに部屋の隅に転がっていたMac miniも廃棄することを決意します。パソコンはさすがに古すぎるので売るんじゃなく無料で廃棄してくれるサービスに依頼しようと考えてて、で、さすがにHDDは初期化しないとなって思うわけですね。

ってことでそのMac miniを起動してみたら、入っていたOSはLeopard、CPUはPowerPC G4でございました。さすがにIntel Macだろって思っていただけに少し笑いました。で、問題はどうやって初期化するか。
現在のmacOSに存在するメンテナンス用の領域が存在していないためにシステムドライブの初期化がそのままじゃできません。外付けHDDとかから起動してその上で内臓を初期化するなんて考えますが、Firewire接続のドライブからじゃないと多分無理。ちょっと途方に暮れたところで思い出しました。LeopardのインストールDVDを持ってるじゃん、って。

持ってて良かったインストールDVDって感じですけど、上の写真にあるようにUSB DVDドライブにディスクを入れてOptionキーを押しながらの起動でインストールDVDを選択しての起動を行おうと考えたのですけど、認識されません。なんで?って思ったのですけど、このPowerPC Mac mini、普通に内蔵DVDドライブを持っていたのでした。素で忘れておりました。外付けからの起動にはFirewireからのみの時代かね?(って、上でそう書いてますね。対HDDだと自然にそう思えたのに…)
ということで内蔵DVDドライブにインストールディスクを入れてのOption起動で無事そいつから起動します。あとは現在のmacOSリカバリ領域から起動した時と変わりませんね。ディスクユーティリティを立ち上げて初期化してあげるだけ。
ちなみに入っていたHDDはSeagateの40GB HDDでした。

こうして初期化したMac miniとついでにMacBookも処分しようと考えてます。MacBookはユニボディの初期の頃にそれが採用されたモデルですね。Wikipediaによると2008年にリリースされたということです。樹脂パーツはキーボードのキーぐらいなのですが、ここが劣化した香りを放つようになっており、さすがに古さが際立ちます。もっともPPC G4のMac miniはさらに古く2005年のモデルということですから15年前か。時の流れに唖然としますね。

冒頭に書いた二束三文で売っぱらおうという機材ですけど、売り先のお店が新型コロナウイルス対策のための自粛でGW中は閉まっているそうです。まぁこのご時世仕方ないですけど、部屋の隅に積まれてしまってちょっと邪魔です。

eGPUの期待した動作と違う挙動をする

Mac miniにeGPUを繋いでいるのですが、運用上、ディスプレイへの出力はeGPUからではなくMac mini側のThunderboltポートから直接って状態が望ましいです。それはMac起動時にeGPU側のディスプレイには起動プロセスが表示されないから。現行macOSのバグなんじゃないかって思いますけどとにかく現状はそうなので、可能ならMac miniに直接ディスプレイはつなぎたい。
のだけど、例えば Final Cut Pro でタイムラインをスクラブすると、eGPUではなく内蔵GPUIntel UHD Graphics 630 の方に負荷がかかります。

同様にPhotoshopで画像を手のひらツールでスクロールするときは確かにeGPU側も使っているのだけど内蔵GPUの方にも負荷がかかり、結果スクロールが非常に重いです。

FCPXにしろPhotoshopにしろ、もちろんeGPUを使う設定にはしてあります。

もっとも、FCPXの場合、例えばクリップにぼかしフィルタをかけた時eGPU側に負荷がかかることが確認できるし、同じようにPhotoshopでもぼかし(レンズ)をかけた時なんか優先的にeGPUが使われていることは確認できました。

ということでeGPUにディスプレイをつないでやります。結果、FCPXでのスクラブもPhotsohopでの画像のスクロールも非常に軽快になり(特にPhotoshopで顕著)、負荷も内蔵GPUがほぼ使われないという状態になります。

ということで画面描画するにはMac miniの内蔵GPUは弱すぎるってことがあらわになったし、eGPUをつないだなら画面描画もそっちに任せた方が通常は幸せになれるってことなんだけど、ここで一つ困ったなぁって気分になることが発生しています。

MacBook AirにeGPUをつなげるとして、うちでMacBook Airに繋いでいるディスプレイってThunderbolt端子しかないモデルなんですよね。だからMacBook Air本体としか繋げられない、っぽいRadeon Pro W5700にしてやるとUSB-C端子を持つから使えるようになるけど、このビデオカードはとても高い(Amazon価格15万弱する)。電源供給部分はeGPUボックスから供給されるから問題ないとして、eGPU経由でディスプレイ側のUSBポートは使えるのだろうか?)
つまりこのディスプレイ(UltraFine 4K Display)を使う限り、Mac miniから直接ディスプレイに出力していたのと同じ状態になるわけです。Mac miniと比較してMacBook Airの内蔵GPUの能力は向上していると言っても、eGPUのパワーには全然及ばないわけで、ね。ちょっとどうしたもんかと思っております。

や、1年ほど前に買った Mercury Hellios FXを出先のマシンにつないでいたのだけど、あまり有用じゃない感じなんでMacBook Air用にどうかと思ったわけです。まぁ、画面描画に直接関わらない部分では役立ちそうだし、持ち帰ってつないでみようかどうしようか……

余談ながら、先のeGPU経由でディスプレイ側のUSBポートが使えるのかって所は、Radeon Pro W5700はGPU自体にUSBコントローラが内蔵されているそうで、だからデータ転送も行われるらしい。それがThunderbolt 3 ディスプレイで有効かはわからないけど。さらに余談ながらGeForce RTXシリーズにもUSB-Cポートがあるけど、こっちはカード上にUSBコントローラを持つということです。

Mac ProのMPXモジュール用のGPUカードはThunderbolt 3端子を4つ持ってますけどMacPro上部のThunderbolt 3ポートからも映像出力を可能にする能力を持たせていることから、結構特殊な構造をしているんだろうなぁ(まぁだからこそMPXなんて特別な名前を与えているんだろうけど)

Xacti HD2000

在宅環境を整えるためにも急ピッチで(ってほどでも無いが)散らかった部屋を片付けているわけですけど、そうすると昔のカメラとかを手に持ったりするわけです。で、せっかくだからと充電してみたらちゃんと動くようなので、ってことでちょっと撮影してみたりしたわけです。2010年1月に購入していた模様。つまりは購入して10年を超えていたビデオカメラというわけですが、60Pで撮影できる、まぁまぁ今でも使えるカメラなんじゃないでしょうか?(青空を撮った時の青色が好みじゃなかったって記憶がありますけど、空間がそこそこちゃんと明るければ今でもいけるんじゃないですかね。)

と思ったりはするけど、

iPhoneとの撮影結果と並べると、出番はないかなぁって気はします。いや、ズームの倍率が高いから望遠で使うって用途はあるか(下のムービー見てわかる通り、相当しっかりした三脚を使わないと風で揺れてしまうわけだけど)

Xacti HD2000