CPUが先代モデルとは違い、Mac Proと同じクロックの物(2.93GHz)にまであげられます(先代のEarly 2008はMac Proが最大3.2GHzであったのに対し、Xserveは3.0GHzが最大だった)。
メモリのスロット数が8コアにおいて12基となっており、結果、最大メモリ搭載量が…あれ?記述が無い。仕様には「Mac OS X Server v10.5で最大32GBをサポート」って書かれているけど、もしかして、OSの制限で32GB以上に出来ないとかあるのでしょうか?
Snow LeopardのページSにはこう書かれています。
Snow LeopardはMac OS Xの64ビットテクノロジーを拡張して、理論上、現在の容量の500倍にあたる最大16TBの大容量RAMをサポートします。16TBってのは約16000GB。その1/500は32GB。ってことは、LeopardにはやはりOS側の制限で32GBまでってのがあるかんじです。
12基だと4Gモジュールで48GB、8Gモジュールを利用できるなら96GBいけるはずなんですけどね。AppleStoreでもメモリを6本構成最大24GBでしか販売していないというのは、OS側の事情ということか。
そう考えると、Mac Proのメモリスロット数が小さめに押さえられたのもなんとなく納得です。メモリスロットいっぱいにメモリを積んでうごかねぇぞとクレームをつけてくるお客は確実にいるでしょうし。Xserveはその点、分かっているお客しか買わないだろうし、モデルチェンジも頻繁にしないからこそのOSの能力以上のスロット数の搭載なのでしょう。真価はSnow Leopard登場後に発揮される。そんな感じです。
であれば、Snow Leopard登場後にメモリスロット数最大のMac Proが登場するかもしれません(んー、でも、カーネルが32bit動いている時の最大メモリ搭載量はやはり32GBなのだろうか。大容量メモリの利用が64biitでカーネルが動いている事前提になるなら、Snow Leopard登場後すぐに新Mac Proってことは期待できないかなぁ…。主にドライバがらみの問題で)。
ところで、このXserve。128GB SSDのオプションがあります。これは3.5inchベイを埋めずに利用できるとのことで、OS部分をここに放り込み、3.5inchは3台のHDDでRAIDを組んでいい感じ、という事が出来るようになっているそうです。
マシンルームに放り込んでおいて、マシンルームの外でビデオ関係のオペレーションを行う時のデスクトップマシンとして使えるかなぁ(HD非圧縮ストリームを扱うという意味で。や、買う事はプライベートでも職場でもあり得ないと思うけど(^^;)
それにしてもお値段がやはり高いです。
ノード専用機ってのが欲しいですよね。例えばFinal Cut Serverのバックグラウンドでエンコード処理を行うマシンとか、レンダーファームのノードとか向けに導入しやすい物があってほしい物です。
しかしまぁ、これの登場のおかげで、将来のMac Proに少し希望が見えてきましたよ?